- 2020.9.12
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株式会社美容経済新聞社の「ESTHETIC WIRED(エステティック通信)」10月号、広告NG事例ファイルにおいて、弁護士成のコメントが掲載されました。
今回、同号で取り上げたのは、大手ドラッグストアが供給する医薬品・食品などにかかる表示についてです。景表法に違反する行為が認められたとして、措置命令が行われました。
具体的には、同ドラッグストアの一部店舗で販売した「アース渦巻ジャンボ」と「ピザガーデン マルゲリータ」の販売価格について、メーカー希望小売価格からの割引率として表記した価格が、実際はメーカー希望小売価格は設定されておらず、実際の販売価格が安くなっているように見せかけたため、という内容でした。
成は解説において、景表法の【有利誤認表示】が認められたとして、「取引条件を実際よりもすごくお得なものだと誤認させる表示であった」としています。
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弁護士成眞海Shinkai Sei
経歴:九州大学法学部、中央大学大学院法務研究科卒業後、平成25年に弁護士登録。29年4月に丸の内ソレイユ法律事務所入所。美容業界と広告に精通した弁護士として、高い専門性を持ち、多くの企業の顧問弁護士を務める。美容や広告に関するセミナーでの講演を多数経験し、新聞をはじめとしたメディアからも数多くの取材を受ける。

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